💡 一言で言うと…
UPS=停電しても自動で電気をつなぐ機能
パススルー=充電しながら家電を動かせる機能
この2つを組み合わせると、
「つなぎっぱなしで停電にも強い」状態をつくることができます。
Jackeryをはじめ、多くのポータブル電源の説明に登場する「UPS機能」「パススルー機能」。
どちらも便利そうだけど、何がどう違うのか、どう使えば良いのか分かりづらいですよね。
この記事では、公式説明をもとにしながら、
実際の使い方イメージを生活目線でわかりやすく解説します。
UPS機能とは?──停電しても電力が途切れない仕組み
UPSとは Uninterruptible Power Supply(無停電電源装置) の略。
その名の通り、「停電しても家電の電力を止めない」ための仕組みです。
🔌 電力の流れを簡単に言うと…
コンセント → Jackery → 家電

普段はJackeryが壁のコンセントから充電しながら、家電に電気を供給。
- 停電が起きた瞬間、0.02秒未満(20ミリ秒)で自動的にJackery内部の電力に切り替え。
- 家電がそのまま動き続ける。
この切り替えが速いほど、「電気が途切れた」と家電が感じにくくなります。
Jackery 3000 Newの場合、この切り替え速度は業界最速クラスの20ms未満。
冷蔵庫やルーターなど、家庭用家電であればほぼ問題なく動作します。
⚠️ 注意:すべての機器に対応できるわけではない
- 0ms切り替えではないため、データサーバーや精密な医療機器などは非推奨。
- あくまで、家庭レベルの停電対策として考えるのが現実的です。
💬 筆者メモ:
私も最初は「UPSって難しそう」と思っていましたが、要するに
「電気のバトンを自動で渡してくれる装置」と考えると分かりやすいです。
パススルー機能とは?──充電しながら家電を使える仕組み
パススルーとは、ポータブル電源を充電しながら同時に電力を出力できる機能です。
これがあると、普段からJackeryをコンセントに繋ぎっぱなしにしておけます。
家電を動かしながら、同時にJackeryを満充電に保つことができるのです。
🔋 便利な使い方
- 冷蔵庫・Wi-Fiルーター・ペット用家電を常時接続しておく
- 普段は壁の電気を使い、停電時だけJackeryに自動で切り替え
つまり「UPS機能」と組み合わせることで、
“普段から停電対策できる仕組み”になります。
どんな人に役立つ機能?

| 利用シーン | 具体例 | 効果 |
|---|---|---|
| 停電対策 | 冷蔵庫・エアコン・ペット用エアコンなど | 電力が途切れず安心 |
| テレワーク | ルーター・ノートPC | 作業が中断しない |
| 在宅介護 | 酸素濃縮器などの医療機器 | 停電時のリスクを軽減 |
| 日常使い | パススルーで常に満充電を維持 | 「いざ」という時すぐ使える |
よくある誤解と正しい理解
❌ 「充電しながら使うとバッテリーが痛む」
➡️ Jackery 3000 Newは、リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)を採用しています。
このタイプは劣化に強く、パススルー運用にも対応設計。
さらに、公式アプリで「バッテリー節約モード」をONにすれば、
充電が85%で止まり、80%を下回ると再充電する制御が働きます。
これにより、バッテリー寿命を最大1.5倍に延ばせる(公式試算)仕組みです。
他社との違い
UPSとパススルー、どちらも搭載しているポータブル電源はまだ少数派。
他社では「パススルーのみ」「UPS非対応」と分かれていることが多いです。
Jackery 3000 Newはこの両方に対応しているため、
“普段使いしながら備える”タイプの防災運用が可能なのが特徴です。
まとめ:UPS+パススルー=つなぎっぱなしで安心

| 機能 | できること | メリット |
|---|---|---|
| UPS機能 | 停電時に自動で電力を切り替える | 家電の電力を途切れさせない |
| パススルー機能 | 充電しながら電力を供給できる | 常に満充電状態を維持できる |
| 組み合わせ効果 | 停電でもそのまま動作+常時待機 | 「備える」を日常化できる |
まとめ
公式サイトの説明では、どうしても専門用語が多くて分かりにくいですが、
この2つの機能を一言でまとめると――
「普段から電気をつなぎっぱなしにしておける保険機能」
停電の瞬間だけでなく、
毎日を“安心して過ごすための仕組み”として活用するのが、
Jackery 3000 Newの一番の魅力です。

