ココマイスターの革財布は高級感が溢れて、素材重視の紳士から高い支持を得ています。
とはいえ、革財布を使っていると突然の雨や汗で濡れてしまうこともあります。
ここで思ったのが、
ココマイスターの革財布は雨に濡れても大丈夫なのか?
答えを書いてしまうと、
ココマイスターに限らず、革財布・革製品は雨に濡らしてはダメです。
雨の日が分かっていたら、基本的には持ち歩かないのが安全です。
とはいえ、突然の雨やアクシデント的に水がかかることもありますよね?
そういった場合はどうすればいいのか
ココマイスターの防水ケアについてご紹介します。
ココマイスターの革財布の水濡れ対策
一番の水濡れ対策は防水スプレーをかけることです。
防水というか正確に言うと撥水スプレーです。
ここで防水と撥水の違いを書くと、話が長くなるので割愛して『防水』で統一します。
防水スプレーにはいくつか種類があり、大きく分けて
- フッ素系樹脂
- シリコン系樹脂
- アルコール系溶剤
革と相性がいいのスプレーが『フッ素系樹脂防水スプレー』です。
その”フッ素系樹脂スプレー”の中でもいくつか種類があり、使っている革と相性のいいスプレーを選ぶようにしましょう。
ココマイスター推奨の防水スプレー
ココマイスターの商品に使われている革は、希少性が高いものが多いです。
相性の悪い防水スプレーで革を傷めたくないですよね。
ココマイスターではドイツの老舗レザーケアブランドの防水スプレー
『コロニル ウォーターストップスプレー』の使用を推奨しています。
コロニル・ウォーターストップを革に吹きかけることで、素材に浸透したフッ化炭素樹脂が防水効果を与えてくれます。
水や汚れの浸透を防ぎ皮革本来の美しい風合いを維持し、柔軟性や通気性を損ないません。
ココマイスターの革財布に防水スプレーを使うなら、ウォーターストップスプレーを使用しましょう。
でも、ココマイスターの公式サイトにはもう一つ
”コロニル・シュプリームプロテクトスプレー”が販売されています。
同じコロニル社製の防水スプレーですが、どう違うのでしょうか?
シュプリームプロテクトスプレーはどうなの?
防水効果に関しては、先ほど紹介した”コロニル ウォーターストップスプレー”と同じです。
高い防水効果に加えて、保革効果や栄養補給効果があります。
栄養も補給できるならシュプリームプロテクトスプレーの方がいいんじゃないの?
って思いますよね?
確かに、栄養補給効果があるので、レザーケアの手間が減ります。
しかし革に栄養を与えすぎると、カビや型崩れなどの原因にもなります。
栄養補給はスプレーではなく、保革クリームを塗り込む方が適量の栄養を与えることができます。
防水スプレーをかける前の注意点
スプレーの前は必ずブラッシングを
防水スプレーをかける前には、ホコリや汚れを布やブラシで落としましょう。
ホコリごと防水加工されてしまうので気をつけましょう。
ロウのある革はなくなってから
そして、もう一つの注意点がロウのあるレザーにかける時です。
など、ロウのある革にスプレーをかけると薄い被膜ができます。
実際にココマイスターの公式サイトでもロウ付き革製品メンテの注意点がアナウンスされています。
ブライドルレザーのお手入れ
ブライドルレザーのお手入れとしては、ご購入当初はレザーからロウが出てくるので乾拭きをしてあげるだけで問題ありません。乾拭きをしていても表面にかさつきが出てくるようであれば、皮革用クリームなどで油分を補給する必要があります。また、ブライドルレザーはタンニンなめしの革で、水には弱いため、雨の日に使うときには防水スプレーなどで保護する必要があります。ただし、革表面にロウやオイルが噴き出している状態のときは、乾拭きでロウやオイルを革に擦り込んでから防水スプレーをご使用下さい。そのまま防水スプレーをかけると白い皮膜が残る場合があります。なお、白い皮膜になった場合は、同じく乾拭きすれば目立たなくなります。
引用元:https://cocomeister.jp/f_lecture/curriculum03_4.htm
擦れば消えますが、基本的には白いロウのある革にはスプレーやクリームは塗らないようにしましょう。
ロウの出ている革製品は、使い込んでロウが見えなくなった状態がメンテの合図です。
早くスプレーをかけたい人は、クロスやブラシで取り除いてから防水加工しましょう。
では、先程おすすめした”コロニルウォーターストップスプレー”を使うと、どれくらいの防水効果があるのでしょうか?
実際に水に弱いティッシュペーパーで試してみました。
コロニル ウォーターストップスプレーの防水効果
コロニルウォーターストップスプレーでどれくらいの防水効果があるのか?
文章で書くより実際に映像を見たほうが早いので、動画を載せておきます。
防水スプレーをかけないと、もちろん濡れてすぐに染みてきます。
これが革なら大ダメージとなってしまいます。
そして”コロニルウォーターストップスプレー”をかけると下のような感じ。
ティッシュの端っこはスプレーがかからなかったので染みてしまっています。
でも、スプレーなしと比べて一目瞭然で水を弾いていますよね。
では一回防水スプレーをかけるとどれくらいの期間効果が続くのでしょうか?
そのへんもしらべてみました。
どれくらい防水効果が続くの?
実際の防水効果の継続期間は、物の扱い方にもよります。
財布や鞄のように頻繁に手に触れるモノなら、数週間~1ヶ月くらいで防水効果が続きます。
逆に、全く触れない部分なら6ヶ月以上効果が続きます。
以前、防水スプレーの効果を実験した動画があるので載せておきます。
以前実験した時は、
毎日濡らして拭き取ってを繰り返して、いつまで防水効果が続くか試しました。
その結果6ヶ月以上防水効果が続きました。(正直びっくり!)
実際に手に触れて使う財布などは、半年も防水効果が続くことは無いでしょう。
しかし、突然の雨や汗などで濡れたときに水から革を守ってくれます。
まとめ ココマイスターにはウォーターストップスプレーで防水加工
ココマイスターの革製品に使う防水スプレーなら、コロニル ウォーターストップスプレーを使いましょう。
ウォーターストップスプレーはココマイスターの社員さんが実際に試して、相性のいい防水スプレーとして販売しています。
牛革やコードバンの製品を買うときに同時購入がおすすめです。
ココマイスターの公式サイトでも購入できるので、一緒に買い物カゴに入れましょう