やってはいけない革製品のメンテナンス!革財布やレザーバッグを綺麗に使うには

革製品をいつまでも綺麗に使うにはメンテナンスやお手入れが欠かせません。

皮革素材はその他と比べると非常にデリケートな素材です。

間違ったメンテナンスをすると革の風合いは損なわれたり、カビが生えたり、縮んでしまって大きく型が崩れたりします。

 

そうならない為にもメンテナンスについてネットで調べることがあると思います。

正しい情報は確かにあります。しかし、正しい情報よりも間違った情報が上位に表示されていたり、絶対やってはいけないメンテナンスを紹介しているサイトもありました。

 

『今回は絶対NGなお手入れ』と『あまりお勧めできないお手入れ』をご紹介します。

このページは社団法人日本タンナーズ協会
日本革類卸売事業協同組合の情報を参考に構成しています。
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絶対NGのお手入れ

汚れ落としに水ぶきは厳禁!

メンテナンスについて調べていると、『汚れ落としに硬く絞ったタオルを使う』と書いてあるサイトもありますが、これはNGです。

鞣し方や着色方法にもよりますが、基本的に革に水分は絶対ダメ!

どれだけ硬く絞ってもダメです。

革に含まれる油分が抜けて硬くなったり、ごわごわになったりします。

(すぐに保革クリームを塗るなら大丈夫です。)

 

革の汚れを落とすなら絶対に専用のクリーナーを使いましょう。

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ヌメ革の場合は革用消しゴムも有効です。

洗濯して濡れた革財布を直射日光・ドライヤーで乾かすな!

不注意で起こるハプニング。洗濯やトイレに落とす。

または大雨に降られて革がずぶ濡れになることもあります。

 

濡れた革は正しい手順で乾かさないと縮んで型崩れを起こします。

急速に乾かすと本来含んでいる水分も抜けてしまうからです。

一度縮んだ革は完全に元の状態には戻りません。

というより、縮んだ状態が皮本来の状態だからです。

革財布などに使われている皮革素材は鞣し終わった革を無理やり引っ張って乾燥させ、平らな革にしているのです。

人間もそうですが、体で平面の部分なんてありませんよね?つまり革財布・レザーバッグの様に革が平面の状態は本来の姿ではないのです。

 

革が縮まない正しい乾かし方は?

革製品が洗濯や大雨でずぶ濡れになった場合の手順
  • ステップ①
    中身を取り出す

    財布やカバンの中身を全て取り出し乾かす。

  • ステップ②
    タオルドライ

    タオルで優しく水分を拭き取る。

  • ステップ③
    自然乾燥

    ある程度水分を拭き取ったら、直射日光を避け風通しの良い場所で自然乾燥させる。

  • ステップ④
    クリームを塗る

    少しだけ湿っぽさが残っている段階で、保革クリームを塗る。

このステップを踏めば乾燥によって必要な水分まで失って、革が縮むのを防いでくれます。

ステップ④の保革クリームのおすすめはコロニル・シュプリームクリームです。

 

革製品にハンドクリームを塗るな!

革製品は『革』、人間の皮膚は『皮』です。

ハンドクリームは人間の生きた皮にとってバランスのいい製品です。

しかし、革製品に塗ってしまったらシミになったり、色が濃くなったり、ベタつきが出てきます。

汚れやすくなり、取れにくくもなるので絶対にハンドクリームを塗らないでください。

 

生きている皮と製品の革は全く別物です。クリームを塗るなら必ず革専用のクリームを使いましょう。

艶出しの為に牛乳で拭くな!

牛乳には動物性の脂質が含まれているから、塗ったらメンテナンスになるだろう。

と考える人がいます。

小学生のころ、給食の牛乳を拭いた雑巾を思い出してください。

パリッパリになっていましたよね?

その現象が革製品にも起こります。

 

見た目にはピカピカと艶が出たような気がします。

牛乳に含まれるたんぱく質(カゼイン)が薄い皮膜を作ってしまうためです。

牛乳を飲んでそのままにしておくと口の周りが突っ張ってくるのも皮膜ができるからです。

 

そもそも革は水分自体がNGです。牛乳で拭くのも水で拭くのも革にダメージを与えるのです。

もちろんどれだけ薄めても、水拭きの時点で革にとっては良くないメンテナンスといえます。

あまりおすすめできないメンテナンス

鼻の脂を塗る

人間の皮脂と革製品との相性は抜群です。

しかし鼻の脂や頭皮の脂を塗り込むのはやりすぎです。

というか、手から出る脂で十分です。

 

鼻の脂などの皮脂を大量に塗り込むのは、同時に角質・垢などを擦り付けているのと同じことです。

皮脂や角質は放置すると酸化したり、腐敗します。時には悪臭を放つことも…

ワイシャツや枕が黄ばんで臭くなる原理と一緒です。

 

そもそも本来、革は腐らないように処理されたものですが、そこに腐る物を塗り込んでいるのです。

鼻の脂を塗るなら、必ず塗った後にブラッシングをして角質を落とすようにしましょう。

新品時から革にミンクオイルを塗る

ミンクオイルもピンキリです。

オイルと言いつつ、ワックス(ロウ)が主原料の物もあるので注意が必要です。

ロウは革表面をコーティングしてしまいます。

乾燥でひび割れた革などには効果的ですが、綺麗な革に使う必要はありません。

 

新品時からクリームでケアするなら保革クリームを使いましょう。

 

まとめ

革製品を美しくエイジングさせるには、正しいメンテナンスが欠かせません。

間違ったメンテナンスを続けると、革の風合いを損なったり、ひび割れ、変形の原因になります。

 

正しいお手入れを行って、革製品と長く付き合っていけるといいですね。

 

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