この記事ではマットーネとマルティーニの違いについて解説します。
ココマイスターではたくさんの革の種類があります。
中には似たような比較もあります。
その代表例がマットーネとマルティーニです。
両者はどんな特徴があるのか?
どちらのほうがいい革なのか?
自分はどちらの商品を買えばいいのか?
解説していきます。
マットーネとマルティーニの特徴
公式サイトに掲載されている革の特徴を載せておきます。
マットーネの特徴
革本来の表情でありながら光沢感がある
マットーネは革本来の表情である、バラ傷、トラやシワなど天然皮革の証とも言える表情を持ちながら、カゼイン加工という製法により独自の光沢感を併せ持っています。一般的な染料仕上げの革は、革本来の表情を維持していくと、光沢感はあまり出ず、マットな風合いになります。ですが、マットーネは始めから光沢感があり、使うごとに味を増していくように作られています。
革製品としての扱いやすさ
革にたくさんのオイルが含まれているため、乾燥しにくいです。また、普段使用することもメンテナンスとして機能します。革製品はメンテナンスが必要なものが多いですが、マットーネは比較的楽な分類に入ります。ただし、水には弱いので注意が必要です。
皮革の経年変化を堪能できる
マットーネは植物タンニンで鞣した牛革にオイルをたっぷり時間をかけて染み込ませていく、バケッタ製法で作られています。一旦染み込ませたオイルは抜けにくく、使い込んだ時に独特の光沢が出て、段々と色の深みを増していきます。
マルティーニの特徴
触るとしっとりと手に馴染む
本来の革というものが失われつつある昨今に、イタリアのバダラッシ・カルロ社は伝統的な製法を守り続けています。バケッタ製法と呼ばれる製法により、オイルがふんだんに革に含まれ、しっとりと手に馴染む心地よい質感を堪能できます。触っているだけで心地よく、いつまでも手の中に入れておきたくなります。
経年変化を堪能できる
マルティーニは、マットーネよりも少しマットな風合いが魅力的です。素朴で主張がないように感じますが、経年変化をさせることにより脇役から主役へと変化するほど、美しい経年変化が起きます。植物タンニン100%でなめし、染料仕上げという手の込んだ製法により得られる経年変化は別格です。
革本来の風合い
クッタリとした風合い、素朴ながらも品があり味を感じる表情、適度なシボ感により得られる革製品としての見た目の美しさと優しい手触り。どれを取っても革本来の風合いを存分に楽しめる皮革です。派手すぎない表情は、内装としても優秀で、いつ見ても飽きのこない、いつ触っても飽きない皮革であるといえます。
マットーネとマルティーニは同じ会社、同じ製法で作られた革です。
決定的な違いは最終仕上げが違います。
仕上げの違いで光沢感や風合いが変わってくるのです。
マットーネとマルティーニの違いは?
価格の違い
同じタイプの製品ならマルティーニのほうが高めに設定されています。
ラウンド長財布の価格さは?
マットーネラージウォレット
マットーネラージウォレット
29500円 |
マルティーニクラブウォレット
マルティーニクラブウォレット
38000円 |
同じようなデザインでもマルティーニのほうが10000円近く高くなっています。
価格は変わる場合があります。
見た目の違い
光沢感
新品時はマットーネのほうが光沢があります。
一方マルティーニはややマットな風合いになっています。
デザイン
ココマイスターで革が編込まれている商品はマットーネだけです。
マットーネ オーバーザウォレット
40000円 |
この美しい編み込みが楽しめるのはマットーネのメリットですね。
エイジングの違い
マルティーニのほうが早くエイジングします。早くエイジングを楽しみたい方はマルティーニを選んだほうがいいでしょう。
メンテナンスの違い
マルティーニのお手入れ
マットーネのお手入れ
メンテナンスグッズは両方とも防水スプレーのみで大丈夫そうです。
普段から使うことがメンテナンスになるようです。
まとめ
お手入れの手間などは違いはなくどちらも特別なお手入れは必要ありません。
エイジングの早さにこだわりがないならマットーネがおすすめです。
デザインも豊富で光沢もあるので高級感は抜群です。
マットな雰囲気が好きな方はマルティーニがいいでしょう。